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社長のブログ「斉藤のサイト」

横浜市中区、有限会社サイトウプリントの代表取締役斉藤正一のブログ。
最近は企業戦略論を勉強して、それをフィードバックする事に力を入れて活動中!仕事以外の事も書いてあるのでどうぞ気楽に読んでください。
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生き物と進化の不思議シリーズ
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    動物の中には他の動物に比べ、極端に大きな耳や口、長い鼻や首を持ったものがいます。それらもやはり進化と淘汰(自然選択)の末、そうなったのであって、知ってしまうと「なるほどぉ」と頷ける機能や戦略を持っている。
    今回はウサギの耳の大きさの秘密をご紹介します。
    さて、耳が大きく愛くるしいウサギ。一時期ペットとして流行った時もありました。(今も流行ってるのかな…?)
    ※その昔「11PM」の中で温泉紹介をしていた女性レポーターたちを「うさぎちゃん」っと言っていた記憶がありますが、あれは何故に「うさぎちゃん」だったのでしょうか?
    さて肝心の「ウサギの耳」の話ですが、ウサギの野生での生息環境を考えるとひとつの答えはすぐ出てくると思います。それは外敵(捕食者)をいち早く感知すること。ウサギの生息環境は主に草原です。隠れる場所の少ない草原でも、大きな耳を使って外敵の出すわずかな音や、遠くからする小さな音も自分が見つかる前に察知し、逃げることができるのです。ということで、ウサギの耳が大きい理由のひとつは、耳を大きくすることで集音効果を効率良く実現し、小さい音が聞けるということです。さらに凄いことに、ウサギは左右別々の方向に旋回できるのです。実はウサギは視力が弱く、それを補う為に大きな耳と、速い足を進化させてきたのだと言われています。
    そしてもうひとつは、体温調節としても大きな耳を利用しています。ウサギの身体の表面にはほとんど汗腺ないので、人間のように汗をかいて体温調節をすることができません。ちなみに気温が28℃以上になると、人間でいう「熱中症」を起こすそうです。そこで、たくさんの末梢神経がある大きな耳の表面から熱を放射し、体温調節をしているのです。ウサギは走って逃げる時には耳を立てて走ります。走ることにより急激に上がる体温を耳に風を当てることで冷却しているのです。つまりウサギの耳は「空冷装置」でもあるのです。ちなみにゾウも大きな耳を持っている。これも「空冷装置」で、大きな耳をパタパタと扇ぐことで、熱を放出しているのです。
    さて、ここまではウサギの今の状態を説明したのに過ぎないのですが、そこである疑問が浮かんできます。ウサギが最初に耳を大きくしようとした理由はどちらだったのでしょうか?
    「プロセス1」草原に暮らしていたウサギの祖先は視力も弱く、また起伏のある地形では視力よりも聴力の強化を図った方がより生き残れるとなり、結果耳を大きくするということになった。大きくなった耳には空冷装置としての役割もあるということになり、さらに耳を大きくしていった。
    「プロセス2」もともと体温調節が上手くないウサギはそれを補う為に身体の一部を大きくするということを行った。結果、遠くの音も聞こえるようになり、本来は外敵から狙われやすい草原でも他のライバルとのすみわけが可能となった。
    これは現在のウサギを知っている人間の考え方です。おそらくウサギは何も考えていなかったのだと思います。淘汰(自然選択)とは本当に些細な差異で生じたりするもので、ウサギの追いやられた環境の中では、足が速く、長い時間逃げることができ、小さい音が聞こえる固体が選ばれ続けただけなのかもしれません。
    ということで、進化にはアプローチの仕方はあまり重要ではないような気がします。要するにできることをやってみた結果、更なる効果(機能)が偶然(?)生まれたものなのかもしれません。それが証拠に、首を伸ばしたキリンと、鼻を伸ばしたゾウがあります。どちらが優れているということはないと思います。どれだけその環境に適していて、エネルギーを最小限に抑えているかということで、つまり得るエネルギーに対して消費するエネルギーのコストバランスが究極に良いということがどうやら自然界では淘汰されない理由のひとつのような気がします。
    | 進化の話 | 11:52 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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